高度なリレーション設定

高度なリレーション設定により、3階層の子レコード出力や、同じ子レコードを異なるレイアウトで出力します。

※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。

概要

使用例

  • 3階層の子レコードを出力したい。
  • 商談の子レコード明細行と子レコードの集計行を出力したい。
  • 取引先に紐づくケースのステータスがオープンとクローズをそれぞれ異なるレイアウトで出力したい。
  • 商談の参照項目の取引先レコードに紐づくケースの子レコードを出力したい。

 

必要な設定

  • 差し込み項目の設定
  • OFC_子オブジェクトオプションレコードの設定

 

子リレーション名の決定

差し込み項目とOFC_子オブジェクトオプションレコードとの紐づけに使用する任意の子リレーション名を決定します。

 

子リレーション名の命名規則

ローマ字で始まり、英数字とアンダーバーのみ使用可能です。

 

子リレーション名例

Products1

OpportunityLineItems (取引先-商談-商談商品の3階層出力の時、商談商品の子リレーション名"OpportunityLineItems"も使用も可)

 

差し込み項目の設定

{!子リレーション名.項目API}の形式でテンプレートファイルに差し込み項目を設定します。

: {!Products1.ProductName}

 

OFC_子オブジェクトオプションレコードの設定

OFC_子オブジェクトオプションのレコード詳細ページを開きます。

参考:OFC_子オブジェクトオプションレコードの作成

 

名前: 任意の名前を入力します。例: Products

子リレーション名: 子リレーション名を入力します。例: Products1

 

(Pro) 高度なリレーション設定」セクション内の各項目を入力します。

通常、子レコードは子リレーション名よりレコードが取得されますが、高度なリレーションを設定した場合、子レコードは入力した「オブジェクトAPI名」と「主オブジェクトId項目API名」より取得されます。

オブジェクトAPI: 子オブジェクトのオブジェクトAPI名を入力してください。※子リレーション名ではありません。

主オブジェクトId項目API: 主オブジェクトのIdを参照するクロスオブジェクト数式を入力してください。

(参考: 差し込み項目に親オブジェクト・参照オブジェクトの項目を表示するクロスオブジェクト数式を使用する)

 

クロスオブジェクト数式の確認方法

開発者コンソール、またはDataloaderで以下のSOQLにより確認してください。

Select Id From オブジェクトAPI Where 主オブジェクトId項目名 = 主オブジェクトレコードId

 

主オブジェクトがAccountで、3階層の商談商品(取引先>商談>商談商品)

オブジェクトAPI: OpportunityLineItem

主オブジェクトId項目API: Opportunity.AccountId

 

(高度)SOQL(Where)の設定 ※開発者・上級者向け

子レコード取得時、SOQLWHERE句を指定することができ、サブクエリを指定する場合に使用します。

※本機能は、SOQLの知識が必要な開発者・上級者向けです。

 

オブジェクトAPI: 子オブジェクトのオブジェクトAPI名を入力してください。※子リレーション名ではありません。

(高度)SOQL(Where): SOQLのサブクエリを入力します。サブクエリは、Whereの後の条件を指定し、必ず「=:recordId」を含めてください。

 

SOQL確認方法

開発者コンソール、またはDataloaderで以下のSOQLにより確認してください。確認時、「Id =: recordId」は、「Id='主オブジェクトレコードId'」に変更してください。

Select Id From オブジェクトAPI Where (高度)SOQL(Where)

 

関連マニュアル

子レコードの3階層以降出力

参照項目に紐づく子レコードを出力

子レコードを検索条件ごとに別々の表に出力

関連ファイルを検索条件ごとに別々の表に出力

 

備考

  • SOQLの設定は、SOQLの知識が必要な開発者・上級者向けです。SOQLについては、お問い合わせサポート対象外となりますのでご了承ください。

 

参考

孫オブジェクト(3階層)のレコードを帳票に出力する

差し込み項目に集計関数を使用して子レコードの合計金額を出力する

ケースをオープンとクローズで異なるレイアウトで出力する – 高度なリレーション設定