レコードトリガーフローでOFCアクションを呼び出し、PDFファイルを保存します。ファイル形式はPDFのみ対応しています。
※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。
アクション呼び出し方法
- 「OFC – Save as PDF」アクションを呼び出します。
 - アクション実行後、isSuccess、errorMessageなどの各種戻り値を返します。
 - エラー発生時、エラーを検知するためにisSuccess、errorMessageパラメータの戻り値を取得し、エラー時は管理者にメール通知するなどのエラー処理を含めてください。
 - エラーの詳細を把握するため、出力ログの保存はオンにしてください。
 
フローのアクションより、「OFC」を検索ボックスに入力し、「OFC – Save as PDF」を選択します。
パラメータ一覧
| 変数名 | 設定内容 | 
| recordId | レコードId | 
| template | OFC_TemplateレコードのテンプレートAPI名 | 
| save (file/att *default is file) | ファイルの出力方法を設定します。デフォルトは"file"です。
  | 
| execution name | 任意の実行名を設定します。OFC_Logレコードの「実行名」に保存されます。
 使用例 
  | 
戻り値一覧
| 変数名 | 戻り値 | 
| isSuccess | ファイル出力結果の成功・エラーを返します。
  | 
| errorMessage | isSuccessがFalseの場合、エラー内容を返します。 | 
| filename | ファイル名(拡張子あり) | 
| fileNameWithoutExtension | ファイル名(拡張子なし) | 
| fileExtension | ファイル拡張子 | 
| contentDocumentId | パラメータのsaveが"file"の場合、ContentDocumentオブジェクトのレコードIdを返します。 | 
| contentDocumentVesionId | パラメータのsaveが"file"の場合、ContentVersionオブジェクトのレコードIdを返します。 | 
| attachmentId | パラメータのsaveが"att"の場合、AttachmentオブジェクトのレコードIdを返します。 | 
| log Id | OFC_LogレコードIdを返します。OFC_Templateレコードの「ログ保存」がチェックオンの場合に結果を返します。 | 
レコードトリガーフロー実行方法
フロー実行方法
更新されたレコードでフローを実行するタイミング: 条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ
フローを最適化: アクションと関連レコード
フローをトリガーする条件
| 実行パターン | 即時実行 | 非同期実行 | スケジュール済みパス
 (バッチサイズ1)  | 
| レコード更新時 | ○ | ○ | ○ | 
| レコード作成時 | × | ○ | ○ | 
実行パターン
| 実行パターン | 即時実行 | 非同期実行 | スケジュール済みパス
 (バッチサイズ1)  | 
| 差し込み項目更新有り | × | ○ | ○ | 
| 複数レコードを一括作成・更新 | × | × | ○ | 
メモ
複数レコードを一括作成・更新時にOFCアクションを呼び出すと、「結果数は、1つの一括実行要求で実行されたインタビュー数と一致しません。」のフローエラーが発生します。データローダーやプログラムから一括で複数レコードを作成・更新する場合、スケジュール済みパスをバッチサイズ1で実行してください。
非同期実行
OFC実行前にレコードを更新し、更新した値を差し込み項目に使用する場合、レコード更新とOFC実行のトランザクションを分けてください。同じトランザクションで実行した場合、更新前のレコード値が差し込み項目に設定されます。
※非同期実行時は、レコード詳細画面のファイル関連リストの表示は自動で更新されません。
「フローを最適化」の「トリガーレコードの元のトランザクションが正常にコミットされた後に外部システムにアクセスするには、非同期に実行パスを含めます。」をチェックオンにします。
即時実行で差し込み項目を更新し、非同期パス、またはスケジュール済みパスでOFCアクションを呼び出します。
スケジュール済みパス
データローダーやプログラムから一括で複数レコードを作成・更新する場合、スケジュール済みパスをバッチサイズ1で実行してください。
スケジュール済みパスでOFCアクションを呼び出します。
バッチサイズに1をセットします。
スケジュールトリガーフローについて
スケジュールトリガーフローでOFCアクションを使用することはできません。スケジュールトリガーフローで使用する場合、スケジュールトリガーフローでレコードを更新し、レコードトリガーフローでOFCアクションを呼び出してください。
1.レコードトリガーフローを作成
スケジュール済みパスのバッチサイズ1でOFCアクション実行
2.スケジュールトリガーフローを作成
作成したレコードトリガーフローの条件で更新
メモ
レコードトリガーフローは、スケジュール済みパスをバッチサイズ1で実行してください。スケジュールトリガーフロー内でループ処理により1件ずつ更新しても、レコードトリガーフローには一括で複数のレコードが渡されます。これはSalesforceのフローの一括処理の仕様によるものです。
備考・制限事項
- 商談オブジェクトの「非公開」項目がチェックオンのとき、保存後のレコードトリガーフローはトリガーされません。(参考: 商談の項目)
 - フロー作成の知識が必要となります。フローの作成方法、フローエラー等のSalesforce標準機能については、お問い合わせサポート対象外です。
 
参考
Salesforceのレコードトリガーフローで見積りPDF作成+添付メール送信 – Office File Creator応用編 –
トラブルシューティング
  
  
  
  



