レコードトリガーフローで使用(PDF)

レコードトリガーフローでOFCアクションを呼び出し、PDFファイルを保存します。ファイル形式はPDFのみ対応しています。

※本機能はOffice File Creator Proで使用可能です。

※2024年12月9日にリリース予定です。

 

アクション呼び出し方法

  • OFC – Save as PDF」アクションを呼び出します。
  • アクション実行後、isSuccesserrorMessageなどの各種戻り値を返します。
  • エラー発生時、エラーを検知するためにisSuccesserrorMessageパラメータの戻り値を取得し、エラー時は管理者にメール通知するなどのエラー処理を含めてください。
  • エラーの詳細を把握するため、出力ログの保存はオンにしてください。

 

フローのアクションより、「OFC」を検索ボックスに入力し、「OFC Save as PDF」を選択します。

 

パラメータ一覧

変数名 設定内容
recordId レコードId
template OFC_TemplateレコードのテンプレートAPI
save (file/att *default is file) ファイルの出力方法を設定します。デフォルトは"file"です。

  • file・・・Salesforceにレコード添付でファイル(File)として保存
  • att・・・Salesforceにレコード添付でメモと添付ファイル(Attachment)として保存
execution name 任意の実行名を設定します。OFC_Logレコードの「実行名」に保存されます。

使用例

  • 呼び出し元のフロー名をセット
  • OFCアクションを実行後、後続処理のため、OFC_Logレコードのトリガーフローの条件判定に使用

 

戻り値一覧

変数名 戻り値
isSuccess ファイル出力結果の成功・エラーを返します。

  • True・・・成功
  • False・・・失敗
errorMessage isSuccessFalseの場合、エラー内容を返します。
filename ファイル名(拡張子あり)
fileNameWithoutExtension ファイル名(拡張子なし)
fileExtension ファイル拡張子
contentDocumentId パラメータのsave"file"の場合、ContentDocumentオブジェクトのレコードIdを返します。
contentDocumentVesionId パラメータのsave"file"の場合、ContentVersionオブジェクトのレコードIdを返します。
attachmentId パラメータのsave"att"の場合、AttachmentオブジェクトのレコードIdを返します。
log Id OFC_LogレコードIdを返します。OFC_Templateレコードの「ログ保存」がチェックオンの場合に結果を返します。

※ログ保存機能は、OFC Proで使用可能です。

 

 

レコードトリガーフロー実行方法

フロー実行方法

更新されたレコードでフローを実行するタイミング: 条件の要件に一致するようにレコードを更新したときのみ

フローを最適化: アクションと関連レコード

 

フローをトリガーする条件

実行パターン 即時実行 非同期実行 スケジュール済みパス

(バッチサイズ1)

レコード更新時
レコード作成時 ×

 

実行パターン

実行パターン 即時実行 非同期実行 スケジュール済みパス

(バッチサイズ1)

差し込み項目更新有り ×
複数レコードを一括作成・更新 × ×

 

メモ

複数レコードを一括作成・更新時にOFCアクションを呼び出すと、「結果数は、1 つの一括実行要求で実行されたインタビュー数と一致しません。」のフローエラーが発生します。データローダーやプログラムから一括で複数レコードを作成・更新する場合、スケジュール済みパスをバッチサイズ1で実行してください。

 

 

非同期実行

OFC実行前にレコードを更新し、更新した値を差し込み項目に使用する場合、レコード更新とOFC実行のトランザクションを分けてください。同じトランザクションで実行した場合、更新前のレコード値が差し込み項目に設定されます。

 

「フローを最適化」の「トリガーレコードの元のトランザクションが正常にコミットされた後に外部システムにアクセスするには、非同期に実行パスを含めます。」をチェックオンにします。

 

即時実行で差し込み項目を更新し、非同期パス、またはスケジュール済みパスでOFCアクションを呼び出します。

 

 

スケジュール済みパス

データローダーやプログラムから一括で複数レコードを作成・更新する場合、スケジュール済みパスをバッチサイズ1で実行してください。

 

スケジュール済みパスでOFCアクションを呼び出します。

 

バッチサイズに1をセットします。

 

 

スケジュールトリガーフローについて

スケジュールトリガーフローでOFCアクションを使用することはできません。スケジュールトリガーフローで使用する場合、スケジュールトリガーフローでレコードを更新し、レコードトリガーフローでOFCアクションを呼び出してください。

 

1.レコードトリガーフローを作成

スケジュール済みパスのバッチサイズ1OFCアクション実行

2.スケジュールトリガーフローを作成

作成したレコードトリガーフローの条件で更新

 

メモ

レコードトリガーフローは、スケジュール済みパスをバッチサイズ1で実行してください。スケジュールトリガーフロー内でループ処理により1件ずつ更新しても、レコードトリガーフローには一括で複数のレコードが渡されます。これはSalesforceのフローの一括処理の仕様によるものです。

トランザクションでのフローの一括処理

 

 

備考・制限事項

  • 商談オブジェクトの「非公開」項目がチェックオンのとき、保存後のレコードトリガーフローはトリガーされません。(参考: 商談の項目)
  • フロー作成の知識が必要となります。フローの作成方法、フローエラー等のSalesforce標準機能については、お問い合わせサポート対象外です。